トキ鉄 二本松駅の楽しみ方 スイッチバック編

輪行

新潟・上越市にあるえちごトキめき鉄道の二本松駅の楽しみ方を紹介します。

ここはスイッチバック、数々の国登録有形文化財、列車撮影とさまざまな楽しみ方ができる駅です。まずはスイッチバックと国登録の有形文化財について紹介します。

2025年5月中旬、申し込んだJR東の「どこかにビューン」の行き先が「上越妙高駅」でしたので、そこから少し少し足を伸ばして行ってまいりました。

スイッチバック

なんと言っても現役のスイッチバック駅です。

まずは、新井駅から二本松駅の前面展望です。動画の5分30秒すぎから雪囲い(スノーシェイド)と言われる小屋のようなトンネルに進入し、そこでスイッチバックします。

動画は駅に到着するまでですが、このあと再びスイッチバックして駅から出て行くことになります。

つまり、この駅にやってくる列車は雪囲いの中、そして駅のホームと2回のスイッチバックを行います。

関山駅から二本松駅に行く場合は、

下の写真のようにスノーシェードを右手前方に見ながら駅に入り、スイッチバックして今見たスノーシェードに入ります。そしてここで再びスイッチバックします。同じく2回の方向転換があります。

関山駅から二本木駅に向かう車内から撮影

この雪囲いですが、駅の案内板によると
1922年竣工の国登録の有形文化財で、その名の通り引き込み線に雪が積もることを防ぐために設置されました。書類上はトンネル扱いで、長さは100m超。

面白いのは、降る雪ではなく隣の線路を走る列車が跳ね飛ばす雪を防ぐための施設だということです。
骨組みは古いレールを再利用しているそうです。

数々の国登録有形文化財

前述の雪囲い以外に多くのものが国登録有形文化財になっています。

地下道のパネル

地下道などにある案内板によると

まずは、1910年9月竣工の駅舎、雪囲い、ホームの待合室、ホームの上屋、ホームと改札をつなぐ地下道、外のランプ小屋と倉庫が国登録有形文化財になっています。どれも現役で稼働中で手入れがものすごく行き届いている感じなのが素晴らしいです。

上の写真ですが、中央の煉瓦造りのランプ小屋と左側の倉庫が国登録有形文化財です。撮影した時は左の倉庫も対象とは知らず、中途半端な写真になってしいました。上部を様々な架線が行き交っているのが駅らしいですね。

ここから下の写真は特に文化財などではありませんが、駅構内はどこを切り取っても絵になる感じで写真を撮る人には超おすすめです。

ホームから見える倉庫
地下道から改札へ向かう通路
待合室には大きなジオラマ

アクセスと輪行での行く際の注意点

電車でのアクセスは若干注意が必要です。

上越妙高駅からトキ鉄の妙高はねうまラインを利用して二本木駅へ行く場合ですが、

2つ前の新井駅までなら朝夕は30分に1本、日中も1時間に1本程度の便があるのですが、新井駅から先の二本木駅〜妙高高原は本数が半減します。

日中は2時間に1本程度となり、2025年3月15日改正の時刻表では、

10時21分新井駅発の次は

12時15分、13時25分、15時ちょうど、16時9分、と続きます。明るさや帰りのことも考えると遅くとも夕方までには着きたいところですが本数は少なめです。

輪行して自転車があるばあい、一駅前の新井駅から自転車で行けばよいのでは?と考えるのも悪くないのですが、激しくおすすめしません。

地図を見ると旧北国街道と県道ともシンプルな1本道がつながっていて便利そうに見えますが、ほぼずっと上りです。距離もそこそこあるので体力を消耗すること必至です。スイッチバック駅に行くわけで、坂を登るのは必然でしょう。

新井駅のホーム

新井駅は大きな駅で、周辺に飲食店などがそこそこあります。少し時間のロスが発生するかもしれませんが、新井駅で二本木方面行きの列車を待った方が得策です。

もっとも、新井駅から列車を使って二本木駅に行かなければスイッチバックを体験できないことをお忘れなく。

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