鹿又駅から自転車で大川小学校へ行くには

輪行

2025年4月中旬の土曜日、愛車Brompton(S1L 2005)を輪行して東京駅から古川駅、小牛田駅を経由して鹿又駅へ。そこで輪行解除、自転車を漕いで石巻市震災遺構大川小学校へ行ってきました。

鹿又駅から大川小への道中は坂もなく爽快でした。おすすめです。

石巻市震災遺構大川小学校ですが、案内のパンフレットには下記のように書かれています。

悲しみ、後悔、恐怖が渦巻く場所です。でも、できれば多くの皆さんに向き合ってほしい場所です。

ところが、北上川の河口から4km弱、最寄りの鹿又駅から16kmの大川小へのアクセスは若干ハードルが高いです。

公式HPから引用すると

  • JR石巻駅からタクシーまたはレンタカーで約45分
  • JR鹿又駅からタクシーで約25分
  • JR鹿又駅から雄勝地区住民バス「雄勝線」釜谷入口まで約25分(平日のみ運行)

私は土曜日に行ったのですが、おそらくタクシーは予約するなり自分で手配をしていないと難しそうです。ちなみに平日にバスあるものの1日4本で、9時50分鹿又駅発に乗り遅れると次は午後1時28分までありません(2025年4月現在)。

バスの時刻表です。

https://www.city.ishinomaki.lg.jp/cont/10053500/bus/Ogatsusen_20240401.pdf

そこで、もう1つ別な行き方として、鹿又駅まで輪行し、自転車で大川小に向かうことにしました。結果的にはものすごくおすすめな行き方です。

輪行って何ですか?

自転車を畳んだり分解して袋に収納したうえで
鉄道に荷物として積み込むことです。
昔はその字のとおり、輸送せず自走で行くという
意味でしたが、時代とともに変化したようです。

というわけで、鹿又駅から大川小までの16kmほどを東京から輪行した折り畳み自転車 Bromptonで走りました。

赤線が輪行 青線が自走

16kmも自転車で?

輪行するような自転車が趣味の人にとっては
大した距離じゃないじゃないかな。
道は平たんで1時間ほどで着いたんだけど、
いくつか押さえておきたいポイントがあるよ。

鹿又駅へのアクセス(2025年3月改正ダイヤ)

復路やその後の観光を考えると
午前中に大川小学校に着きたいな

結論から先に言うと、東京方面から出発して午前中に着くためには
ずばり東京6時4分発のやまびこ51(51B)の一択。

早起き必至!
8時17分に古川駅に到着するんですね

この「やまびこ51」だと
古川駅8時23分発の5724D、
小牛田駅8時45分発の1629Dに
接続して無駄な待ち時間はほぼなく
9時14分に鹿又駅に着きます

古川駅での乗り換え時間は6分間でが、シンプルな駅なので新幹線が遅れない限りは問題ありません。
あと、トイレは新幹線の中で済ませておいたほうが安心かもしれません。

次に古川駅に止まる新幹線は東京駅7時16分発の「はやぶさ101」です。

古川駅には9時3分(発車時刻)となり、これだと、9時20分発の陸羽東線1726Dに気持ちよく接続します。ところが、小牛田駅に着くのは9時32分となっていて、5分前に鹿又方面行の1631Dが出たあとです。次は10時40分まで列車はなく1時間超の待ち時間が発生します。

無駄なく接続する「やまびこ51」の一択です。

鹿又駅からのアクセス

いよいよ鹿又駅で自転車を輪行袋から出して大川小へ向かいます。

見知らぬ街なので道順が心配

いくつかのポイントを押さえれば大丈夫。
ここで紹介するルートなら坂もほぼなく平坦だよ

大まかには、北上川沿いを河口に向かうルートと南の山側にある住宅街を抜けるルートがあります。
下の地図は北上川沿いのルート。距離は約16kmで勾配はほぼなく平坦です。

坂はほぼない

駅を出たら
県道191号線を走り、石巻市鹿又交差点を左折して国道45号に入って旧北上川を越えて鹿又駅周辺の市街地に入ります。自転車の通れる橋はここだけなので一択です。

旧北上川を越える

まずは「道の駅 上品の郷」か向かいのコンビニでしっかり飲食物の調達をすること。
そしてその先で側道に入ることがポイント。ここは重要です。

川沿いだけじゃなくて山側のルートもあるんですか?

山側のルート

上の地図が山側のルート。
この2つはちょうど道中の中間地点で合流するんだ。

川の手前で右折するみたいですね

その通り
国道45号から側道に入ってその先の信号を
右折すると山側のルートになるんだけど、
その先で少し注意が必要になるんだ

県道33号線に入ってしばらく行くと
左に曲がらないといけないですね

そう‼️
これを見落とすとJR石巻駅方面に行ってしまうので
大川小には辿り着けません

道中の楽しみ方

私ですが、行きは川沿いのルートでした。


行きの北上側沿いは大規模な野焼きの最中で、大量の煙を吸ってしまいましたが、こんなすごい炎は初めてみました。

そして、自転車だと新北上大橋が途中からずっと見えています。その橋に辿り着けば大川小です。このだんだんと橋が近づいて大きく見えてくる感じが最高でした。

私ですが、行きは川沿いのルート、帰りは山側を行き、終盤は鹿又駅には戻らず県道33号線を南下して投宿先の石巻駅に向かいました。

2025年4月記

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